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症例紹介Case Study

脊柱管狭窄? 膝の痛みとぎっくり腰 40代 男性 ライター

 昨年12月から6週間海外に滞在して帰国してから、左膝の内側が痛みまともに歩けない状態が3週間ほど続いていた。古傷があり、整形外科でのMRI検査で膝の内側半月板が損傷していることが分かった。現在は痛みは徐々に引き始めている。また、膝の痛みと同時に何度かぎっくり腰を繰り返し起こした。同様にMRI検査をした結果、腰椎の3か所で脊柱管狭窄が起こっていることが分かった。整形外科では、膝の半月板の手術と脊柱管狭窄の手術を行う事を勧められたが、医師からの説明も少なく、本当に必要なのか判断がつかないため、治療も兼ねてアドバイスが欲しいため来院。

 
 検査の結果、下肢の左右バランスの崩れがあり、左側ばかりに負荷がかかる状態であった。左膝の痛みは改善傾向で、炎症は見られなかった。腰の神経学検査や整形学検査を行ったところ、脊柱管狭窄による症状は見られない。MRIの画像上狭窄は認められるが、それが原因となっている症状は見当たらないため、構造的に狭窄はあっても機能的に問題はないと判断した。施術は神経的な機能の調節によって下肢の左右バランスを整えるとともに、ぎっくり腰の原因となったと考えられた腰部の深部の筋肉の機能を回復させた。今後の予防のため、下肢および腰の体操を指導した。治療後は症状は再発しておらず、以後定期的に週1回のペースで来院している。 

「コメント」
 膝の半月板そのものには痛みを受容する神経はありませんが、損傷が起こると周囲に炎症が起こり、その炎症が膝周りの神経を刺激するため痛みが起こります。炎症が治まり、その後の膝への負荷の軽減と安定性を確保することで、将来的な予防は可能です。脊柱管狭窄症やヘルニアそのものは、腰痛の原因になることはあまりありません。足の痺れ、膀胱直腸障害、間欠跛行(歩行時に下肢の痛みで、休まなければ歩けなくなる)などが代表的な兆候で、神経学・整形学検査によってそれらが現れなければ、画像上に問題があってもそれが何ら機能的に問題がない場合があります。その場合は手術よりも、自宅で簡単にできる運動によって腰部の安定性を確保することで狭窄症の進行を防ぐと同時に、ぎっくり腰も予防できます。膝や腰の手術は時として体に大きな負担をかけ、その効果は100%保障されているわけではありません。手術にいまいち踏み切れない、他に方法はないかを模索してみたいと思われる方は多いと思います。お悩みの方は一度トータルリハビリテーションにご相談ください。




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